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小さな傷口

傷の大きさは?

腹腔鏡手術では一般的な開腹手術と異り、お腹を切って術者の手を使って手術をするわけではありません。お腹に小さな入口(傷)を作り、その穴から棒状の手術器具を入れて手術を行います。そのため、手術を行うために必要な切開が小さく、動物に負担が少ないと言われています。以前ではキーホールサージャリー(鍵穴からの手術)と呼ばれていました。

実際にはトロッカー(ポート、カニューレと同義)と呼ばれる筒状の器具を用いてお腹に手術器具の通り道を作成します。動物手術で使われる筒の大きさがおおよそ3㎜から5㎜ぐらいであり、この大きさが傷の大きさとなります。

傷の数は?

一般的な腹腔鏡下不妊化手術では3箇所の穴を作成して手術を行います。右の手と左の手、そして目になるカメラが必要となります。より少ない数の穴で手術をすることも可能ですが、患者さんの体の大きさによっては適応が異なります。