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術後の活動が落ちにくい

手術後の様子は?

動物においても(ヒトにおいても)手術後は痛みやその負担によって元気がなくなります。原因はさまざまですが、手術の負担はどうしても起こってしまいます。手術が終わっておうちに帰って来た動物が元気なく、じっとしているのは心配になります。

痛みの減少は先にご紹介した研究をはじめ、いくつかで示されていますが、開腹手術と内視鏡手術、実際の様子に違いは出るのでしょうか?

活動性の変化

避妊手術を受ける患者さんに活動計を付けてどれぐらい動いているか測定することで、手術前後での活動の変化をみた研究があります。結果としては手術前の24時間の活動を100%として、手術後48時間の活動性を比べました。

結果としては、開腹手術では術前に比べて活動性が62%低下したのに対して、内視鏡手術では25%の低下に抑えられました。結果としては内視鏡手術の方が活動性が温存されることがわかりました。